「ドコモから格安SIMへ乗り換えたいけど、種類が多くてどこがいいのか分からない」といった悩みを持っている方はいるのではないでしょうか。
今回は、ドコモから格安SIMに乗り換える方におすすめの格安SIMについて解説します。
本記事を最後まで読むことで、おすすめの格安SIMや乗り換える時に必要な知識が分かりますよ。
ドコモからの乗り換えにおすすめの格安SIM
さっそく、ドコモから乗り換える際におすすめの格安SIMをご紹介します。
主に、紹介する格安SIMは以下の5つです。
- 楽天モバイル
- ahamo
- LINEMO
- povo
- llJmio
それぞれの格安SIMについて、見ていきましょう。
※2024年3月時点の情報
楽天モバイル
- データ無制限の格安SIMを検討している人
- 楽天市場をよく利用する人
- 通話の頻度が高い人
- 3,278円(税込)で無制限にデータ通信を使える
- 楽天市場のショッピングで貰える楽天ポイントが増える
- 専用アプリの利用で、国内通話が無料
- プラチナバンドに非対応なので、建物内や地下で電波が通りにくい
- 楽天回線のためSIMロック解除必須
楽天モバイルはドコモ・au・ソフトバンクに続く大4キャリアで、格安SIMの中でも珍しい、自社で回線を保有しているキャリアです。
利用した分だけ料金に反映されるため、月によってデータ量を追加する手間を省けるメリットがあります。
データ無制限なので、20GB以降もスマホ料金は3,278円以上上がることはありません。
通話については、楽天モバイルの通話専用アプリ「Rakuten Link」を利用することで、国内通話が無料で利用できます。
楽天モバイルは、対象スマホ端末の購入で最大32,000の割引が適用されるので、スマホの新規購入を考えている人にもおすすめです。
ahamo
- 毎月20GB・100GBほど使う人
- 毎月のデータ容量にばらつきがある人
- ドコモ回線のため乗り換えが簡単
- 5分間通話かけ放題付き
- dカード払いで毎月データ量がもらえる
- データ消費量が20GBに満たない月は、スマホ料金を無駄に支払うことになる
- 店舗を持っていないため対面サポートが受けられない
ahamoは、20GBと100GBのシンプルな料金プランが特徴的です。
データ量が足りない月は、1GB 550円、80GB 1,980円の追加オプションを利用して自由に追加できます。
スマホ料金がやや高いですが、ドコモ回線を利用していて比較的通信速度が安定しているため、通信速度の安定性を重視したい人におすすめ。
中でも、ahamoはかけ放題オプションが1,100円と比較的リーズナブルな価格なので、通話の頻度が高い人にも適しています。
スマホ料金をdカードで支払うと毎月1GB、dカードGOLDで支払う場合は毎月5GBがボーナスパケットとしてもらえる特典付きです。
LINEMO
- LINEでの連絡や通話をよくする人
- 普段Wi-Fiを利用していてデータ量が必要ない人
- 3GB・20GBからプランを選べる
- LINEアプリが使い放題
- 20GB以上使う月がある人には不向き
- 実店舗がないため対面でのサポートが受けられない
- スマホを取り扱っていないため、乗り換え時にスマホ端末を購入できない
LINEMOの最大の魅力は、LINEがエンタメフリーに対応していることです。
LINEアプリでの連絡や電話・ビデオ通話含め、どれだけアプリを使ってもデータ容量は消費されません。(ニュース観覧や一部機能は対象外)
その他、20GBプランを契約する場合は、LINEスタンププレミアム(ベーシックコース)が無料で利用できる特典もあります。
LINEMOは実店舗がなく、対面サポートを受けられないことがデメリットです。
しかし、対面でのサポートに対応していない分、オンラインサポートに特化しているため、忙しい人やオンラインで手続きしたい人に適しています。
なお、公式サイトではスマホ販売を行っていないので、必要に応じて事前にSIMフリーのスマホを購入しておきましょう。
povo
- 毎月の使用データ容量が異なる人
- 月に合わせて使用データを調節したい人
- 0円のプランから自分好みにプラン内容をトッピングできる
- 支払い方法はあと払いペイディにも対応
- 乗り換え前にSIMロックを解除しておく必要がある
- 店舗に対応していないため手続きは完全オンライン
- 初期費用がかかる
povoは、「トッピング一覧」にあるトッピングを自由に組み合わせて、1ヶ月のプランをカスタマイズすることができます。
データトッピングは、毎月のデータ量を使い切った後の追加データとしても利用できるため、幅広いデータ量から追加可能です。
その他のトッピングには、数ヶ月分のデータ量をまとめて購入できるお試しトッピングや、300円で0.5GB+ミスタードーナツギフトチケット300円がもらえるトッピングもあります。
povoは基本通話料が22円/30秒かかりますが、月に40分以上通話をする方はかけ放題トッピングを併用することで通話料を節約できますよ。
llJmio
- 毎月の使用データ容量にばらつきがある人
- なるべく通話料を節約したい人
- 音声8通りのデータプラン+3つのかけ放題オプション(任意)から選べる
- 余ったデータ容量は翌月に繰り越し可能
- 超過分の通話料は通常料金の半額
- 乗り換え時に3,300円の手数料がかかる
- 支払い方法はクレジットカードのみ
- MNPワンストップに対応していない(準備中)
llJmioは、豊富なデータプランの中から自分にベストなデータ容量プランを選択できる格安SIMです。
プランは音声SIMとデータSIMなどに分かれているため、スマホで通話をする場合は音声SIMプラン(音声月額料金)を選びましょう。
また、余ったデータ量を翌月に繰り越しできるので、効率的にデータ量を使い切れることがメリットです。
かけ放題オプションもありますが、超過した場合やオプションを利用しない場合でも通常の半額、11円/30秒の料金で通話機能が利用できますよ。
ドコモから格安SIMに乗り換えるべきタイミング
ドコモから格安SIMへ乗り換え乗り換えようと思っているけど、いつがいい?といった疑問がある方は少なくないでしょう。
ここからは、ドコモから格安SIMに乗り換えるべきタイミングを解説していきます。
ドコモは月末の乗り換えがおすすめ
ドコモは日割り換算されないため、月初めや中旬に乗り換えると通信費を無駄に支払うことに。
格安SIMへの乗り換えを検討している場合は、なるべく月末を目安にしてください。
移行予定の格安SIMがキャンペーンを開催しているとき
格安SIMは、定期的に割引キャンペーンや乗り換えキャンペーンを開催しています。
例えば、楽天モバイルでは楽天ポイントを最大9,000ポイント貰える新生活フェアが実施されていて、格安SIMによってはお得に乗り換えられる場合も。
キャンペーン内容は格安SIMによって異なるので、定期的に乗り換え予定の格安SIMのキャンペーンをチェックしておきましょう。
ドコモから格安SIMに乗り換えるメリット
ドコモから格安SIMに乗り換えるメリットは、主に以下の つです。
- 解約違約金を払わずに乗り換えられる
- 毎月のスマホ料金が安くなる
- 手続きに必要なMNP予約番号の発行が不要
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
解約違約金を払わずに乗り換えられる
以前はキャリア変更の際、解約違約金を求められる場合がありましたが、現在は解約金や縛りは撤廃されています。
解約違約金や契約縛りがなくなったことにより、いつでも格安SIMに乗り換えられるようになりました。
毎月のスマホ料金が安くなる
格安SIMの最大の魅力は、料金プランが安いことにあります。
ドコモは毎月のスマホ料金が4,000〜7,500円ほどかかり、使用データ量によっては1万円支払っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、ドコモから格安SIMへ乗り換えることで毎月の料金を2,000〜3,000円におさえることが可能です。
さらに、通話かけ放題や容量追加などのオプションを必要なだけ追加でき、スマホ料金を余分に支払う必要がないメリットがあります。
手続きに必要なMNP予約番号の発行が不要
以前は、電話番号を変更せずに格安SIM乗り換える際、契約しているキャリアでMNP予約番号を取得する必要がありました。
しかし、2023年5月より新たにMNPの方式が加わり、MNP予約番号が不要なワンストップ方式が開始。
MNPワンストップにより、複雑な手続きが不要になりました。
キャリアによっては未対応の場合がありますが、ドコモはMNPワンストップに対応しているため、より簡単に乗り換えることが可能です。
ドコモから格安SIMに乗り換える際の注意点
次に、ドコモから格安SIMに乗り換える際の注意点を解説していきます。
主に、注意しておきたいことは以下のとおりです。
- 通信速度が不安定になる場合がある
- ドコモが提供するサービスが使えない場合がある
- 店舗サポートを受けられない可能性がある
- クレジットカード以外の支払いに対応していない場合がある
それぞれの注意点について、見ていきましょう。
通信速度が不安定になる場合がある
格安SIMは大手キャリアに比べると、お昼や通勤時の夕方など、スマホ利用が集中する時間帯に回線が混雑しやすい傾向にあります。
通信速度を重視したい方は、通信速度が安定している格安SIMを選ぶことが重要です。
他にも、回線が混雑しやすい時間帯はWi-Fiを使うことで安定した通信速度を確保できます。
ドコモが提供するサービスが使えない場合がある
ドコモから格安SIMに乗り換えると、「@docomo.ne.jp」のキャリアメールが使えなくなります。
メールを移行しても問題ない場合は、GmailやYahoo! メールなどのフリーメールの作成がおすすめです。
なお、格安SIMに乗り換える際、キャリアメールアドレスの持ち込みオプション(330円/月)を追加することで引き続き利用が可能になります。
フリーメールではセキュリティに不安がある場合、キャリアメールの持ち込みオプションを検討してみてください。
店舗サポートを受けられない可能性がある
格安SIMは、人件費や運営費などのコストを削減することでサービスを安く提供しているため、実店舗を設けていない場合があります。
しかし、チャットや電話などオンラインでのサポートに特化しているため、忙しい場合でも24時間いつでもサポートを受けられることがメリットです。
実店舗を持っていない格安SIMに乗り換えると、機種変更や初期設定を自分で行う必要があるので、必要に応じて店舗サポートに対応した格安SIMを選びましょう。
クレジットカード以外の支払いに対応していない場合がある
格安SIMは支払い方法がクレジットカードに限定された会社が多いため、カードを持っていない方は注意が必要です。
なお、格安SIMによっては、口座振替やあと払いペイディに対応している場合もあるため、乗り換える際は支払い方法をチェックしましょう。
ドコモから格安SIMに乗り換える流れ
最後に、ドコモから格安SIMに乗り換える流れを解説していきます。
一見、自分で格安SIMの乗り換え手続きを行うのは難しく感じますが、手順を知っておくことでスムーズな乗り換えが可能です。
主に、格安SIMへ乗り換える際の手順を以下にまとめました。
- スマホのSIMロックを解除する
ドコモ回線でない格安SIMへ乗り換える際、スマホ本体のSIMロックがかかっている場合は、SIMロックを解除します。
なお、SIMロック非対応の場合は新しくスマホを購入するか、ドコモ回線の格安SIMへの移行を検討してみてください。 - 格安SIMを申し込む
必要に応じてSIMロックを解除したら公式サイトにて格安SIMを申し込み、SIMカードが届くのを待ちましょう。
店舗で申し込む場合は、その場で格安SIMをもらえるうえ手数料を節約できるので、必要に応じて実店舗がある格安SIMを選んでください。 - SIMカードを挿入して初期設定をする|乗り換え完了
SIMカードが届いたらカードをスマホに挿入し、開通手続きをします。その後、データ通信を行うために必要な初期設定「APN設定」を行い、インターネットに接続できたら乗り換え完了です。
ドコモから格安SIMに移行してスマホ料金を節約しよう
今回は、ドコモからの乗り換えにおすすめの格安SIMについて解説しました。
ドコモから格安SIMへ移行する際、覚えておきたいことは以下のとおりです。
ドコモから格安SIMに移行すると、不便に感じる点もありますが、オプションを追加したり工夫したりすることで解消できます。
格安SIMによって、プラン内容や受けられる特典が異なるので、自分にぴったりな格安SIMを探してみてくださいね。